2008年05月10日

今考える事

船場吉兆にて料理を使い回ししていた問題は、食に携わる者として論外で、あってはならないことです。そして非常識であると認識しております。また、そうした行為が同じ「吉兆」というブランドを持つ料理屋において発生してしまったことはどうしようもなく情けなく残念です。

再開後はそのような問題は絶対ないと信じておりますが、船場吉兆店は、おもてなしの原点に立ち返り、食の信頼を回復すべく、さらなる安心、安全な食品の提供に努めていただきたいと考えております。

沢山の皆様より、
何故、船場吉兆をほか4グループの力で潰さないのか?
何故、船場吉兆の名前を取り上げないのか?
と言うご質問を賜ります。

再度申し上げると、船場吉兆、東京吉兆、神戸吉兆、本吉兆、京都吉兆は、それぞれ別の会社です。そういう環境の中で、私共が、若しくは、船場吉兆以外の4つの吉兆グループが、船場吉兆に対して「吉兆」ブランドを返上させたり、営業停止を強要する事は、出来ません。

船場吉兆の営業停止、屋号変更は、船場吉兆自身の意志で決断して頂くしかないのです。
そういったことより、私共は、各社でより食の安全性を確保し、皆様方から信頼されるように精進を積み重ねることに専念したいと考えています。

既にホームページ等を通じて開示しておりますが、船場を除く吉兆グループ各社は食のコンプライアンス委員会を新設し、行動規範に則り規約の作成、委員会組織の整備や各店の品質管理状況の確認、食の知識の向上に努めてまいりましたが、まさに船場吉兆に対して委員会への参加を呼びかけようとしていた矢先に今回の問題が発生し、非常に残念であると同時に、事前にそうした問題があったことを委員会に対して表明いただけなかったことは遺憾であると考えております。

京都吉兆は、これまで、沢山の積み重ねを大切にし、食の安全性を確保し、皆様方から信頼される料理屋として精進してまいりました。今後も食のコンプライアンスに対する取り組みを確実に実施していくことにより、そして、更なる信頼を築き上げる為に、お客様は、当然の事、日々御世話になっております取引業者様、同業者様、関係者各位の方々に対して真剣に関係を築き上げてまいりたいと考えております。またスタッフとも対話しながら信頼関係を作り上げていく所存です。
そして、日本の食文化に貢献できるよう、さらなる努力と精進を怠らないことをお約束いたします。

そうした決意を明確にするためにも、そして強いご要望が有る以上、ウインザーホテル洞爺湖店開業を予定とおり、711日に営業を開始させていただく所存です。

posted by 徳岡邦夫 at 20:59| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする