2015年06月22日

京都府イベントでフィレンツェ、ミラノで料理提供してきました

京都府とトスカーナ州の経済・環境交流と、

京都市とフィレンツェの姉妹都市交流50周年の

記念イベントのために、6/16/8の期間で、

フィレンツェとミラノに、料理人仲間と行ってきました。


フィレンツェでは、イタリアの老舗レストラン「サバティーニ」で

60名の方に日本料理を振る舞うのですが、

残念ながらEU諸国は、魚も肉も日本の食材の輸入が許可されておらず、

イタリアの食材を使って日本料理を作ることに。


私の担当は、八寸でした。

品数が多くて大変!!


皆さんのお手伝いもあり、何とかイタリアの方にも

喜んで頂ける日本文化を表現する料理が出来たと思います。

けれど、やはり食材集めは大変でした。


フィレンツェ滞在中、食材探しに市場に買い出しに行きました。

もともと生で魚を食べる習慣のない国ですので、

用意してもらったマグロは、塩水に浸かっていて

生ではとても食べられない状態。


鮮度のよい魚はなかなか見つからずーー、

とそこに、たまたま生の黒マグロを発見!


ちょっと大きく7kgもありましたが購入しました。

フィレンツェではお造里として、ミラノの立食パーティ120名様では、

寿司として提供しました。


私も即興で、寿司を握りましたよ。

私と菊乃井の村田さんのマグロの握り、

日本では食べられない一品です(笑)。


お肉は、赤身の多いピエモンテ牛でしたが、

味のしっかりしたお肉でしたので、

フィレンツェではしゃぶしゃぶを、

ミラノでは、ローストして仕上げることにしました。


しゃぶしゃぶは、生肉を薄〜く包丁で切ることになり、これは私が担当。

200枚の生肉の手切りは、結構大変でしたね。


海外でのイベントは、想定外のことが多く、

予定通りにいかないことばかりですが、

それをなんとかする葛藤も楽しいものです。


今月末からは、いよいよミラノ博でのイベントに参加します。

準備は万端ですが、予期せぬ出来事がまたありそうです。


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posted by 徳岡邦夫 at 16:04| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする