2010年12月06日

コラボイベント

ミシェル・ブラス氏の来日を記念し、ミシェルブラス&京都吉兆洞爺湖店 コラボレーション特別フェアが111319日に開催されました。開催されるまで、お献立などを何度も何度も検討した上で本番を迎えました。始まると、時間はあっという間に過ぎてしまいました。 今回のイベントの特徴は、ミシェルブラスと京都吉兆、それぞれの店舗で開催したことです。
開催店舗により献立も違いますので、今回ご用意した特別御献立を紹介させて頂きます。


【特別御献立】

開催店舗:嵐山吉兆にて

吉兆   向附  柿なますゴマクリーム
 
          八寸  あん肝ちり酢 銀杏松葉
              菊菜したし 小芋もろみ
        
     鈴子 芋飴焚 まな小串
 

ブラス氏 
噴火湾より
 炒り胡麻をまとったホタテ貝の貝柱
 ツルムラサキ&ユリネ
 
黒砂糖の香りのオマールのジュ 

吉兆   煮物椀 松葉蟹 玉子豆腐 芹 人参 黄柚子
 

ブラス氏 瞬時に
 さっとポワレしたホッキ貝
 金時草、ハーブ‘鹿の角’、パンプルネル
 削ったカリフラワー&山ワザビ 

吉兆   焼物  鮑 ぼたん海老石焼 肝ダレ チリ酢
 

ブラス氏 
噛みごたえ、芳香
 
ターメリック / 玉葱バターの中でポワレした甘鯛のフィレ
 
からし菜の茎と葉、紫大根の色彩り


吉兆   酢物  野菜アチャラ 揚蕪 長芋梅肉 焼葱 芹         
         塩昆布 花かつお ルッコラー 土佐酢ゼリー
     御飯  木の子御飯 肉つけ焼
         赤出汁 香の物
     果物  季の物
     菓子  山里
         千代昔
 



開催店舗:ミシェル・ブラスにて

ブラス氏
秋と冬の周りから、若野菜で仕上げたガルグイユー“クラシック”;

  葉野菜、根野菜、キノコ&果物

吉兆
百合根ばかりで
 百合根柿の種揚げ、百合根酥風味ペースト、
 百合根塩蒸し、百合根梅肉和え、和辛子、一味
        蕪ばっかり.jpg
かぶらばかりで
 かぶらの炭火焼、かぶらと青菜の酥風味焚き、
 かぶらの皮のかきあげ、山椒塩、生姜べっこうあん、わさび

ブラス氏
ここで漁れた;
 オレンジコンフィパウダーで色付けたボタンエビ、
 ベトナムコリアンダー&コリアンダー風味のコンソメを漂わせて

吉兆
 鮭児昆布〆炭火焼、
 ソース三種 菊菜と芹の酥風味、塩昆布と海苔、チコリ

ブラス氏 
この地に棲家を構える;

 蝦夷鹿のポワレと鹿のジュ;
 甘草風味のバターナッツのピューレ&さっと火を入れた赤軸ほうれん草
 私どもで厳選した、
 食べ頃に熟成されたフランス産チーズと北海道産のチーズ

ブラス氏 
81 年オリジナルクーランの解釈をもとに、

 カカオアロマの流れるチョコレートの温かいビスキュイ“クーラン”R;
 抹茶のアイスクリーム

吉兆
 豆乳プリン、生姜、黒みつ



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 イベントを終えた洞爺湖店スタッフの感想も届きました。せっかくの機会ですので、ご紹介させて頂きます。

お互いの料理から得た
インスピレーションを基に
完成したコラボレーション。
お客様には宝箱を開ける時のような期待が膨らむイベント。
スタッフにとっては刺激的な企画。
吉兆の11品の懐石の中で

ブラス氏の料理を3品織り交ぜた構成。
ブラス氏の帆立、ホッキ貝、甘鯛を
其々メインとした料理には
和の野菜が添えられたりと
“洋”の世界に“和”が溶け込み
驚きや興味をそそる魅力が
散りばめれらた内容。
お客様は料理をお出しするたびに
歓声を上げられ、
五感を研ぎ澄まし、楽しまれたご様子。
スタッフにとっては、探求心を刺激された経験。
これから先、今回のコラボレーションを基に
新たな企画にチャレンジして行きたいと思います。

posted by 徳岡邦夫 at 12:21| 洞爺湖店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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