2009年04月26日

洞爺湖ウインザーホテル。

毎月、一度は、洞爺湖店に出向いています。

北海道、洞爺湖サミットの会場になったウインザーホテル内に出店しています。
あまり知られていませんが、G8サミットの際、私どもが、日本料理を担当させて頂きました。

今月も、4/24〜4/26の間訪れていました。
毎回、営業企画、改善点、商品開発、今後の展開など色々な、お話をホテルサイドとさせて頂いています。
大変勉強になります。
また、私共の感覚、感性でもいろいろご提案させて頂いています。

その中で、今回興味深かった一つには、「お持ち帰り弁当」があります。
チェクアウトされた方がお帰り、若しくは移動する際、北海道では大変時間がかかります。

その長い移動時間の間にご要望頂く方の為に、お作りしたお弁当です。

そのために、北海道の食材をふんだんに使い開発したお弁当だったのですが、他のご要望にもお答えできるのではないかという話になりました。

前もってのご予約が必要ですので、難しいですが、ルームサービス、会議の途中のお食事にも対応してはどうか、というご意見や、札幌や函館、旭川の百貨店さんからは、産地直送商品としてご提案を頂いています。
今後、ますますの可能性を探っていきたいと考えています。

その他、北海道の食材の発見、開発も共同で、どんどん進めて行きましょうという話もありました。

今回の話の中で最も、興味深かったのは、「ミシェルブラス」とのコラボレーションのお話です。

先月、ちらっと話には、出ていたのですが、私どもでは、そのままになっていました。
ホテルサイドから「ミシェルブラス」に問い合わせをしたようです。
その結果、「ミシェルブラス」サイドも興味を持って頂いているようで、「ミシェルブラス」サイドから直接お話をしたいということでした。

ディレクターシェフのジョアン・ティリオが私たちの店へおいでになり、話し合いになりました。
具体的な事は、ブラスもいないので、決まりませんでしたが、双方前向きに考えましょう。
と言うことになりました。

例えばの話で、出たことは、
・一つの食材を、双方で料理して一つの皿に盛り込む、若しくは、一つのコースで別の料理として提供して、その違いを楽しむ。

・「ミシェルブラス」サイドは、日本の食材を使い、「京都吉兆」サイドは、フランスの食材を使ってフランス料理のコースとして仕上げる。

・「ミシェルブラス」サイドと「京都吉兆」サイドが、協力して、吉兆洞爺湖店で、和食のフルコースを仕上げ、座敷で提供する。

中でも、大変面白いと感じたのは、私自身は、毎月洞爺湖店にきていますので、そのタイミングで、ディレクターシェフのジョアン・ティリオが京都吉兆に対して、フランス料理を何か一品提案する。

私も、ジョアンに対して、日本料理を何か一品提案して、互いにその作り方や、哲学や想いを互いに教え合うことができるのではないか!という提案です。

ブラスがいないので、決めることはできませんが、私も、ジョアンも互いに熱い想いのぶつかるミーティングでした。

早ければ、今年の11月にブラスが、来日するので、その時にユニークなコラボレーション・パフォーマンスが、ご披露できると思います。
また、一度きりではなく、来年の3月、11月にも実行されることでしょう。
乞うご期待!!

それと、今年の9月のモナコでのイベントは、なくなりました。
大変残念なのですが、この御時世でスポンサーが、予算を大幅にカットされました。

色々その予算内でできることもご提案したのですが、中途半端になると、御迷惑をかける方も出で来るでしょうし、何よりお見え頂くお客様に申し訳ないので、ご辞退させていただきました。

とはいえ、
最近の経済動向から、少なくとも日本は底を付いたように感じています。
まだまだ「安心」という言葉で表現できませんが、これから、どんどん攻めて行きたいと考えています。

来年、11/4〜11/6には、アメリカの中で最も権威のあるCIAという料理学校で、大変大きなイベントもあります。
その準備も、徐々に進んでいます。
頑張ります!!
posted by 徳岡邦夫 at 11:48| 洞爺湖店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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