2009年03月31日

うどん研究会のご報告

 先日、花吉兆にてうどん研修会を開催しました。大変に有意義な会となりましたので皆様にもご報告いたします。
 講師には創作手延師、山下勝山様をお招きしました。
 まずは、小麦粉の国産と外国産のものの違いなど、基本的なことから説明していただきました。

 生麺と乾麺の違いには改めて驚きました。スタッフと試食しましたが、生麺が小麦本来の持つ風味を堪能することができるのに対し、乾麺にはほんのりとした甘さを感じるのです!
 乾燥期間を経ることで味が凝縮されるのでしょうか、皆も驚いていました。この違いは料理の中でぜひ活用してみたいと思います。
 ご家庭でもこの違いはぜひ一度試してみて下さい。麺つゆにつけずにいただく麺、それぞれの違いに驚かれることと思います。

 さらに山下様には「うどんの手延べ」という素晴らしい技までご披露頂きました。素麺などは手延で作られますが、油を使わずうどんを手延べ技法で製造することはなかなかできないことだそうです。
 手打ちのうどんは包丁を使いますので角があり、それが麺のしこしこという食感にもつながります。一方、手延べうどんはきめの細かさがあり、柔らかくかつ弾力のある食感を生み出していました。

 基本から新たなことまで、学ぶことの多い研修となりました。
 この研修を料理に活かせるよう、只今麺類を使った新メニューを考案中です。
 またいつかこちらでご報告できる日をご期待下さい!
posted by 徳岡邦夫 at 10:10| HANA吉兆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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